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「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」を観て

横浜美術館で開催されている「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」を観てきた。今月初めのNHKスペシャルを見て、ロバート・キャパとゲルタ・タローなる戦場カメラマンの存在を知り、彼らの作品が横浜美術館で展示されていることを知り観てみたくなったのが本音である。
また恵比寿で開催されていた「第5回恵比寿映像祭」の際、写真美術館で飾られていたキャパの写真を観たのも動機の一因でもある。
横浜美術館は入館するのは初めてである。割引券がヒカリエ8階にあったのでそれを活用、千円で入場券を購入して展示会を見ることにした。
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まず、ゲルタ・タローの作品から展示されていた。NHKスペシャルでも沢木耕太郎が語っていたが、タローは正方形に写るローライを使用していたので写真は全て正方形で正方形ゆえの演出(空を大きく捉えていた!)も考えられていた。それと人物(子どもや女性活動家)を構図として選んでいた写真が多かった。彼女自身、初めての女性戦場カメラマンとして活動していたので、女性の活動家を積極的にPRしたいという思惑もあったのではないかと説明には書かれていた。
スペインで死ななければ、多数の作品を残したと思うので非常に残念である。パリでの葬式は数万人が参列したそうで当時としては超有名人だったようだ。
そして次はロバート・キャパの193点(美術館保有)の写真の展示である。193点を5つの時代にわけて展示されていた。「崩れ落ちる兵士」や「Dディ」の写真など迫力あるものばかりであった。ヘミングウェイと親交があったそうで、ヘミングウェイの写真も展示されていた。日本にも死ぬ直前に来日して数多くの写真を残していたようで、その中からも作品がピックアップされて展示されていた。
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ちなみにキャパもタローも本名ではなく、ロバート・キャパはアンドレ・フリーマン、ゲルタ・タローはゲルタ・ポホリレというそうである。タローというネーミングは岡本太郎から拝借したという説が通説となっているそうである。
館外では「アーティストの言葉たち展」も開催されており、著名な人の一言が飾られていた。けっこう有意義なときを過ごした。
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参考URL → 横浜美術館 - ヨコハマ・アートナビ
参考URL → キャパとタロー
参考URL → Magnum Photos
参考URL → Gerta Pohorylle
参考URL → ~"戦場"写真 最大の謎に挑む~
by motokunnk | 2013-02-26 19:08 | 美術館・博物館・美術
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