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2020年のオリンピック、協議種目は、そして開催地は

ロシアのサンクトペテルブルクで29日に開催されたIOC理事会、日本にとってというよりスポーツファンにとって注目の決定がなされた。今朝のニュースではトップニュースとして取り上げられている。
結果は既報のとおり、レスリング、野球・ソフト、スカッシュの3種目が候補として残り、空手、武術、ローラースポーツ、スポーツクライミング、水上スキーのウエークボードの5種目は落選した。
そもそも事のおこりは、今年の2月12日にレスリング競技が2020年のオリンピックから除外されてしまった(正確には除外対象の候補となってしまった)ことにある。ではオリンピックの競技種目はどのようにして選択されるのであろうか。
ウィキペディアによれば「オリンピック競技への採用はIOCが総会で決定する。オリンピック競技として採用される基準はオリンピック憲章に定められているが、その重要な規定は下記のようになっている。
「夏季オリンピックの競技は、男子では4大陸75カ国以上、女子では3大陸40カ国以上で広く行われている競技のみ。」」とある。世界各地で親しまれている競技から選ばれるようである。
そして2012年のロンドンで実施された26競技に加え、リオ・デ・ジャネイロでは7人制ラグビーとゴルフを加えた28競技が実施が決定している。そんな中、今年の2月のIOC理事会(?)で25競技を中核競技として定め、リオで追加したゴルフとラグビーを加えた27競技+復活する1競技の28競技を正式実施すると発表したのである。
日本人の感覚からいけば、なんでレスリングや野球が除外候補になって、テコンドーは正式種目なのか疑問に残るが、そこは各競技のロビシストが暗躍しているという噂がもっぱらである。IOCにしても人気商売であり、観客が見込める競技、寄付をたくさんしてくれるスポーツ連盟の競技を選ぶことになるわけで、除外対象候補となった際にずいぶんとマスコミには書かれた記憶がある。
さて昨日の理事会で晴れて候補に残ることができたレスリングと野球・ソフト、スカッシュであるが、この3種目のなかから実際にオリンピックで開催されるのは1種目である。何が選ばれるのか興味津々である。ちなみにカミさんはソフトが残ればいいといっている。北京五輪でのあの感動が忘れられないそうである。
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そういえば、暴言をはいてしまった猪瀬東京都知事もロシア入りして五輪招致PR活動をしているらしい。今回はくれぐれも他地域をけなすなどの発言は慎んでくれないと只ですら他候補地に対して苦戦が伝えられている東京が落馬してしまう恐れ大である!
今日はオリンピック候補地が決定する100日前だそうである。100日後に笑っているのはレスリングか野球・ソフトか、はたまたスカッシュか、そして東京の運命はどうなるのか?
参考URL → 20年五輪:レスリング、野球・ソフトが「通過」の事情
参考URL → 2020年五輪、最終候補に残ったレスリング、野球・ソフト、スカッシュ
by motokunnk | 2013-05-30 19:16 | スポーツ全般
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