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有原航平がプロ初登板で初勝利、錦織圭は世界1位に惜敗しベスト8どまり

日本ハムのドラフト1位ルーキーの有原航平が初先発したこの日、札幌ドームでは、先着25,000名に「有原航平 観戦証明書」をプレゼントするなど、球団としてのバックアップもハンパなものではなかった。
この「観戦証明書」なるものは大谷翔平の初登板のときもプレゼントされたそうで、球団としては2回目だそうだ。
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球団とファンの期待を背負って初登板のマウンドにあがった有原航平であったが、いきなり初回に一死から四球と連打で1点を失ってしまった。その後のピンチはT-岡田をレフトフライ、ブランコをショートライナーに打ち取り1回は1失点で食い止めた。オリックスの先発投手は東明、前回登板のときはKOしている相手だが、球の勢いはあり、調子がよさそうである。
四球は選べてもなかなかヒットがでず、初ヒットがでたのは5回であった。有原は2回以降は落ち着いて打者にむかい、ゼロ行進を続けてきたが、球数が100球に近づいた6回に先制打を打たれたカラバイヨにホームランを喫してしまった。有原は結局6回で降板することとなった。6回 100球 打者24 安打4/本塁打1 三振4 四球1/死球1 失点・自責点2の初先発の新人としては見事な成績である。
実際、厚澤投手コーチも「ブルペンでの調整はルーキーとは思えないぐらいに落ち着いていた。でも、やっぱり初登板だから、マウンドでは硬かったね。それは仕方ないよ。外角低めの真っすぐはしっかりコントロールできている。素晴らしい投手であることは間違いない」と評価している。
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さて、このままでは敗戦投手となってしまう有原航平であったが、6回裏に日本ハムはビッグなプレゼントを新人投手のために演出した。それは中田翔、はーミッドの連続2塁打とレアードの逆転2ランである。東明に1安打に抑えられていた打線が一気に爆発し、有原に敗戦投手から勝利投手の権利というプレゼントを与えるビッグイニングを演出した。
7回からは救援陣が踏ん張り最後は増井が2日連続のセーブをあげて3-2でオリックスに勝利し、新人にビッグなプレゼントをあげた。
大谷翔平に刺激を与えられる投手と栗山監督が認識している有原航平投手である。このままローテーションの一角に入り込むのであろうか、次の登板が楽しみとなってきた。
そして午後11時からはATPマスターズイタリア国際の準々決勝が行われた。錦織圭は世界ランク1位のジョコビッチとの対戦である。今年に入り絶好調のジョコビッチ相手にどんな戦いを挑むのか注目である。
しかし第1セットいきなりサービスゲームをブレイクされ、0-3とリードされてしまった。その後もサービスゲームはやっとキープ、リターンゲームはなすすべなしと少なくとも第1セットを観ている限りではジョコビッチの快勝パターンであった。
第2セットに入ると、錦織の戦術がジョコビッチの焦りを生む形となり、試合の流れが錦織に傾きかけた。そして第6ゲーム、この試合はじめてジョコビッチのサービスゲームをブレイクし、そのまま押し切り第2セットを奪い取り勝負の第3セットをむかえた。
勝負の分かれ目は第4ゲームであった。ジョコビッチが勝負とみていろいろなショットをくりだし錦織をゆさぶり、ブレイクポイントを握り、このゲームをブレイクした。
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ここで錦織のコンセントレーションも維持することができなかったとみえ、続くゲームはジョコビッチが連続してとり、結局3-6、6-3、1-6という結果となってしまった。
ただ試合を観ていて第2セット後半から第3セットにかけては錦織がジョコビッチを圧倒しており、勝てない相手ではないという感想をもった。ある意味では来週からはじまる全仏オープンにむけての休養がとれたとポジティブに考えるのもよいかもしれない。
この大会のチャンピオン候補の一人であるナダルもベスト8で負けてしまった。クレーコートの王者の異名のあるナダルの不振は心配ではある。

by motokunnk | 2015-05-16 08:56 | スポーツ全般
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