ホンダの新社長に就任したばかりの八郷隆弘氏が見守る中、オーストリアGPがスタートしたが、直後にキミ・ライコネンとフェルナンド・アロンソがあわや大惨事というクラッシュを演じてしまいマクラーレン・ホンダは早くも1台を失ってしまった。幸い、両ドライバーとも怪我がなかったことが不幸中の幸いであった。
バトンもレース再開直後の8周でリタイア(吸気システムのセンサーに不具合があることが判明)してしまった。
レースは2番手からスタートしたロズベルグがスタート直後にハミルトンをパスしてトップにたつと、リードを拡げていき、1度もトップの座を譲らずに今季3勝目を独走であげた。
つぼにはまれば速いロズベルグ、今回はハミルトンサイドに小さなミスがでてしまったが、まだまだシーズンは中盤戦、チャンピオン争いはこれからというような勝利であった。
マクラーレン・ホンダは2台ともレース開始早々にリタイアしてしまい、レースでの実践テストはできなかったが、同じサーキットで行われる合同テストでいいシミュレーションをしてほしい。
ルマン24時間レースで初優勝したヒュルケンベルグはオーストリアGPでも6位にはいり、F1でも速いところを証明した。今のれてるレーシングドライバーの一人のようだ。