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決勝は死闘という言葉が最適、そしてU-18代表と有原投手と

完全に試合の流れは仙台育英に傾いていた。6回裏に3点差を追いついてからは、仙台育英の佐藤世那の前に沈黙を続けていた東海大相模の打線、一方の仙台育英は東海大相模の小笠原慎之介を攻略しかけていた。
しかし、1球がその運命を変えてしまうこともある。9回、佐藤世那が小笠原慎之介に投じたボールは半速球となってしまった。そのボールをフルスウィングした打球は右中間スタンドに一直線、小笠原慎之介にとって公式戦第1号が決勝戦の場で生まれた瞬間であった。
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この1点で気落ちしたわけではないだろうが、仙台育英は追加点を許してしまい、10-6で東海大相模が45年ぶり2度目の全国制覇を果たした。長くて短かった夏の高校野球は終わったが、今年はまだ大会が残っている。
それは、WBSCのU-18代表によるワールドカップである。そしてその大会が大坂地区を中心に28日から開催される。その参加メンバーが発表され、佐藤世那、小笠原慎之介や清宮、オコエなど甲子園で活躍したメンバー中心に20名、まだまだ夏は終わらない。
そしてプロ野球、千葉ロッテ対日本ハム戦、日本ハムの有原航平が7勝目をかけて先発のマウンドにあがった。千葉ロッテ戦は初先発、どんな投球をするか楽しみであった。ここ直前の西武戦では6回に突如崩れてしまったがロッテ戦はどうなるかを注目してみることにした。
試合はいきなり初回に先制点を奪われてしまったが、2回以降は落ち着きを取り戻し、ランナーはだすが後続をおさえるいつもの有原らしいピッチングであった。3回に2四球でチャンスをつかみ、二死から中島、田中賢介の連打であっさり逆転し、続く4回には二死満塁から陽岱鋼のラッキーなライト前ヒットで3点、5-1とリードを拡げた。
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ロッテの淡白な攻撃にも助けられ、有原は4~8回を無安打で切り抜けた。日本ハムは6回に陽岱鋼の3塁打で加点すると、8回には連日スタメンマスクをかぶり続ける市川が母校・東海大相模の甲子園優勝を祝うかのような1号アーチをはなち、有原の初完投を後押しした。
しかし、6点リードの最終回にまたまた有原は2ランを打たれてしまった。これで7-3、まだまだ完投のチャンスはあったが、続打者に四球を与え、ヒットとエラーで7-4とされたところで降板、初完投勝利はまたしてもお預けとなってしまった。まあ本人がこのことを一番悔やんでいるだろうから、次回登板のときはしっかり修正して完投勝利を目指して欲しい。
これで日本ハムは4連勝、ソフトバンクに3連敗後は10勝2敗の好成績で、3位に10ゲーム差をつけている。月末のソフトバンク戦に向けてギアをあげた追撃してほしい。

by motokunnk | 2015-08-21 08:48 | スポーツ全般
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