サンウルブス連勝ならず、日本代表は勝ったが不満、そして錦織はベスト4止まり連勝をかけてサンウルブスはオーストラリア地区のフォースと秩父宮競技場で対戦した。この試合、WTBの山田章仁が3試合ぶりに復帰し、古巣相手にどんな活躍をしてくれるのか注目していた。 キックオフからいきなりその山田章仁が魅せてくれた。開始4分、スクラム(ジャガーズ戦から安定してきた!)からでたボールをつないで最後は山田がトライをあげ、サンウルブスが先制した。コンバージョンキックは今まで絶好調だったピシが外してしまったが、まずは幸先のよい出だしである。 しかし、連携の悪さが露呈してしまった。直後のサンウルブスの攻撃をフォースにインターセプトされてしまい逆転のトライ(&ゴール)、これで5-7とされてしまった。 しかし後半に入ると連携の悪さは若干修正されサンウルブスも攻めに転じるが、逆にフォースにトライを奪われてしまった。後半も20分を過ぎると、フォースに疲れがでてきたのか動きが悪くなったようで、サンウルブスが連続してトライをあげる。スクラムではサンウルブスが有利にたったがラインアウトは身長差の影響かマイボールを奪われるケースが目立った。 この試合のピシのキックは精度がイマイチでトライ後のコンバージョンキックは全滅であった。今までのキック成功率をみると信じられない出来の悪さであったが、それでも一時は15-33と追い上げた。しかし、ここでまたインターセプトを喫してしまい、15-40とリードを拡げられてしまった。フォースのFW陣をサンウルブスFW陣が圧倒していただけに悔やまれるインターセプトであった。 最後に山田章仁がトライをかえして22-40としてノーサイドとなった。タラレバは禁物だが、インターセプトがなければフォースの得点は26点、そしてサンウルブスのコンバージョンが決まっていれば28点と2点差で勝っていた試合であった。次節はシンガポールで休養明けのストーマーズ戦である。地区首位をはしる強敵相手にどこまで戦ってくれるか注目である。 蛇足ではあるが、この日2トライを決めた山田章仁が個人トライランキングでチーフスのマッケンジーと並んで7トライでトップタイとなったことはささやかな驚きでもある。 そのマッケンジーが属するチーフスは首位争いのライバル・ハイランダーズと対戦した。リーチ、山下の所属するチーフスと田中史明の所属するハイランダーズの対戦とあって注目した戦いであったが、試合は26-13でハイランダーズが勝利し、チーフスの連勝は7でストップし、地区2位に転落してしまった。注目の日本人対決は田中史朗が後半32分にフィールドに入る前にチーフス両選手がベンチへ下がっていたため、直接ぶつかり合うことはなかった。 アジアラグビーチャンピオンシップ2016、日本代表は香港と対戦した。本大会はホーム&アウェイの2戦行うそうなので、この試合はアウェイの香港で行われた。 第1戦の韓国戦と同様、トライの取り方は違ったが、前半の早い時間にトライをとり、この試合も楽勝、どんな勝ち方をするのかに興味がうつった。しかしその後の日本代表、サンウルブスと同じでハンドリングエラーが多くまた連携も悪かった。 自分たちの試したい事柄が何一つできないで終わった前半であった。後半は戦い方をオーソドックスな戦法にかえたのでそこそこ点数はとれたが、中竹HC代行にとっては不満の残る試合内容であったと思う。 未明にはATPマスターズ1000・マドリッドオープン準決勝が行われた。難敵ジョコビッチに錦織圭がどんな作戦で挑んでいくかに注目してTV観戦した。 第1ゲーム、ジョコビッチのサービスゲームでいきなり0-40と3度のブレイクチャンスをつかんだ。この大会一度もブレイクを許していないジョコビッチにとっては最大のピンチであったがここは冷静にミスせずこのピンチをしのいだことが大きかった。 サービスゲームをキープしあってむかえて第8ゲーム、安定していた錦織のサービスゲームがブレイクされてしまった。そのままこのセットを3-6で奪われると第2セットも先にサービスゲームをブレイクされてしまった。 4-5で迎えたジョコビッチのサービングフォーマッチのゲーム、40-0とマッチポイントを握られてから錦織圭の粘りが発揮された。4度のマッチポイントをしのいでこのゲームをブレイク、この大会で初めてジョコビッチが落としたサービスゲームとなった。 試合はその後タイブレイクに持ち込まれたが7-4でジョコビッチが勝利、錦織圭のマスターズ1000初優勝はまたもならなかったが、マイアミオープンに比べて若干はジョコビッチとの差がうまったように思えた。リベンジはローマである。
by motokunnk
| 2016-05-08 09:14
| スポーツ全般
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