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藤井四段が快挙、スーパーファイナル準決勝には4組

将棋の藤井聡太四段が昨日、第11回朝日杯将棋オープン戦の二次予選に出場した。午前に1回戦が行われ、勝利すると午後2時から決勝が行われる大会であった。1回戦の対局相手はA級棋士の屋敷九段、これまでA級棋士には2敗とまだ勝星がないだけにどんな将棋を指すか注目であった。
藤井四段は序盤から中盤にかけて屋敷九段の攻撃を適切な受けでしのぎ切ると、終盤は逆襲に転じて102手で見事に屋敷九段に勝利した。対局後、藤井四段は「公式戦という舞台でA級の先生に勝てたのはとても自信になりました」と話した。
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その後、午後2時から行われた決勝では松尾歩八段と対局した。松尾八段は先の竜王戦では挑戦者決定戦に進出し、羽生二冠に敗れはしたもののその実力は折り紙付きである。
この将棋も注目の一戦であった。藤井四段、2局とも後手番ながら落ち着いた指しまわしであった。この松尾八段との対局も「イメージ通り、びしびしと急所に来られた」と局後に松尾八段が語ったように特に70手目以降の寄せは一手の狂いもなく見事であった。
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これで藤井四段は二次予選を通過して本戦に進出である。15歳での本戦出場は史上最年少記録とのこと、本戦は16人のトーナメント戦であり、羽生二冠や佐藤名人も登場する。
組み合わせはまだ発表されていないが、初戦から藤井四段対タイトルホルダーの対局が実現するかもしれない。楽しみである。
バドミントンのスーパーシリーズ・ファイナル予選最終日、日本人で決勝トーナメント進出をすでに決めているのは3人(山口、園田/嘉村組、福島/廣田組)で決勝トーナメント進出がまだ決まっていないのは米元/田中組であった(他は残念ながら予選で敗退)。
勝てば準決勝進出が決まる米元/田中組の対戦相手は世界選手権優勝の中国ペアであった。第1ゲーム、序盤は中国ペアにリードされてしまうが11ポイントのインターバルあたりに追いつき、終盤の連続ポイントで21-15と第1ゲームを奪った。藤井四段が快挙、スーパーファイナル準決勝には4組_d0183174_09344875.jpg
1ゲーム先取して落ち着いたのか2ゲーム目は中国ペアに一度もリードされることなく、21-15で2ゲームを連取、スーパーファイナル初出場ながら予選を1位で通過し準決勝に進んだ。準決勝の相手はリオ五輪銀メダルのデンマークペアである。
その他は山口茜がストレートでインドのプサルラに9-21、13-21で完敗してしまった。相手に大声援が送られるアウェーの雰囲気で「少し戸惑ったところもあった。集中力も足りず、相手のいいようにやられてしまった」とは試合後のコメントであるがちょっといつもの山口ではなかったような気もする。
男子ダブルスの園田/嘉村組は3連勝で1位通過、準決勝は予選でも対戦したシンガポールペアとなった。女子ダブルスの福島/廣田組も3連勝で1位通過、準決勝は中国ペアとの対戦となった。ランクは下位だが、過去1勝2敗とやや苦戦しているだけにちょっと心配な面もある。
果たして決勝に進むのはどのペアとなるのであろうか、全員が決勝進出を決めてくれれば最高であるのだが。
女子スキージャンプのW杯も4戦目は団体戦である。日本人ジャンパー4名の総合力が問われるだけに高梨、伊東、岩渕、勢藤のミスのないジャンプができるかどうかに注目である。
ライバルはドイツ、第2,3戦と連勝した絶好調のアルトハウスとソチ五輪金メダル、世界選手権2連覇中のフォークトを中心としており、強敵である。はたして勝利なるだろうか、こちらも楽しみだ。

by motokunnk | 2017-12-16 09:38 | 日記
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