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院内感染の恐怖・アシネトバクター感染症

今朝の新聞では、東京の病院でおきたこの事象についての報道が大々的に紙面をさいて報道されている。実は、私の父親も十数年前に院内感染してしまい、転院した記憶がある。ボケもあり、最期は都下の病院で80数歳の人生を終えたのであるが。さて身内のことはさておき、院内感染について調べてみることにする。
ウィキペディアによれば、病院や医療機関内で、新たに細菌やウイルスなどの病原体に感染すること。病院外での感染を表す「市中感染」と、対を成す用語である。
今回の場合は、細菌に感染してしまったようであり、抵抗力、免疫力が極度に低下している患者さんがその被害者ということになる。
そして今回の細菌アシネトバクターとは、こちらもネットで調べてみると
横浜市衛生研究所のページに詳しく紹介されている。その一文を引用すると以下のようになる。
「土壌や水の中によく見られる細菌です。医療従事者など、健康な人々の皮膚にも見られることがあります。アシネトバクター属(genus Acinetobacter )には、病原性のあるいろいろな"種(しゅ:species)"が属していますが、アシネトバクター-バウマニ( Acinetobacter baumannii )という"種"による感染例が、アシネトバクター感染症の報告例の約80%を占めます。」
帝京病院で報告された事例そのものである。
同じページに予防についても書かれており
「健康な人が、体力・免疫力の弱まった人へ病原体のアシネトバクターを運んでしまうことが心配されます。アシネトバクターは、乾燥にも強く皮膚や環境中で数日間は生存可能です。乾燥した平面上で黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus )と同等あるいはより長期に生存することがあります。乾燥したろ紙上での観察によれば、生存期間は、大腸菌や緑膿菌が24時間以下、アシネトバクターが6日まで、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus )が7日でした。(なお、ブドウ球菌はグラム陽性でアシネトバクターはグラム陰性であり、まったく違う細菌ですが、似ている点もあるため、アシネトバクターを「グラム陰性のブドウ球菌」とたとえる研究者もいます。)アシネトバクター感染症の集団発生中の小児科集中治療室での観察によれば、電話受話器・ドアの押し板・患者のチャート・卓上などでアシネトバクターが認められ、医療スタッフの手によってアシネトバクターが運ばれたと考えられました。アシネトバクターが手に付着して運ばれてしまうことが心配されます。手をよく洗うことは、予防のために役立ちます。アシネトバクターは、通常、70%エタノールや50%以上の濃度のイソプロピルアルコール等のアルコール系消毒薬により死滅します。」
とある。
抗生物質が効かないことが報道されているが、このような自衛手段もあることは報道されていないようである。アルコール系消毒が菌を死滅するということを再認識した。そういえば、昨年は豚インフルエンザが大流行して各所に消毒剤が置かれていたっけ。

アシネトバクター感染症については→http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/idsc/disease/acinetobacter1.html
by motokunnk | 2010-09-04 08:31 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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