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映画「氷雪の門」見逃してしまった

先週まで、近所の映画館で公開されていたとは気がつかなかった。今朝のニュースでこの話題が報道され、旧ソ連の圧力で上映が中止され、ようやく今年になり、この映画が封切りされたことを知った。
そもそも私自身、この事件をつい最近まで知らなかった。第二次大戦の終戦は8月15日だと思っていたのが間違いであるということすら知らなかったのである。さて氷雪の門であるが、実際に起きた事件をもとに映画が作成されている。
舞台は樺太(しいて日本での呼称を利用する)、8月15日の玉音放送後、ソ連軍による樺太への侵攻が迫る中で、真岡郵便局の電話交換手(当時の郵便局では電信電話も管轄していた)たちは引き揚げをせずに残留をして非常時における電話通信業務を続けたが、8月20日にソ連軍の艦砲射撃がついに始まり、ソ連兵が間近に迫ったことで、勤務中の女性電話交換手12名のうち9名が局内で自決をした事件である。なお、この電話交換手以外に残留していた局員や、この日、勤務に就いていなかった残留電話交換手は生還している。
この史実が訴えたいところは、8月20日に事件が起きていること、8月15日から5日後に事件が起きていることである。日本人の大多数は8月15日で戦争は終わったと思っているが実際はそうではなく、それ以降も日本の占領地、および日本国内以外では戦闘が行われていたことを認識しなければいけない。
実際に第二次大戦終結の日は最終的に1952年4月28日のサンフランシスコ講和条約の発効により、国際法上、連合国各国(ソ連等共産主義諸国を除く)と日本の戦争状態が終結した日とされている。1945年8月15日から約7年後の月日が経過して初めて戦争は終結したことになる。
さて横道にそれてしまったが映画の話に戻ることにする。真岡郵便局でおきたことをもとに映画は成り立っている。この史実自体、私は知らなかったし、史実を知った後もこれが映画化され、旧ソ連の圧力で劇場公開寸前で公開中止となったことすら知らなかった。
この映画、今となっては、見るには遠出をしなくてはいけないが、ぜひこの目で見て史実がどうであったのかを確認しようと思う。
なおDVDも販売されているようだし、同じ真岡郵便局を題材としたTVドラマ「霧の火~北の大地・樺太に散った九人の乙女たち」もあったことを紹介しておく。
「みなさん、これが最後です。さようなら、さようなら……」。これが最期の交換手の言葉である。きっと映画で見たら泣いてしまうと思う。
氷雪の門のオフィシャルサイト → http://hyosetsu.com/
九人の乙女の碑が稚内公園内に建てられている 写真は → http://www.welcome.wakkanai.hokkaido.jp/sightseeing/rekishi_kankou/otome/
いろいろ勉強させられるひとつの史実、まだまだ戦争について知らないことが数多くあることを知った朝であった。
by motokunnk | 2010-09-05 08:50 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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