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デイ・アフター・トゥモロー(追記あり)

2004年に公開されかなりヒットした映画のようである。映画館では見ていないが、友人からDVDを貰ったのでそれを見ている。ご存知のように地球温暖化がどのように自然環境を激変させてしまうか、そのことに対しての警鐘をならした映画であることは知っていた。
ただ友人が何で私にDVDをプレゼントしてくれたかが解らなかった。そしてDVDを鑑賞してその意味がわかったような気がする。主人公の古代気候学者のジャック・ホールとその息子(サム)の家族愛が描かれているが、息子が避難した場所がニューヨーク公共図書館であったこと、そして男女2名の司書のセリフにそれぞれ司書ならではの想いがこめられていることを見せたかったのではないかと勝手に解釈している。
映画を見た人は知っていると思うが、温暖化の行き着くところは氷河期ということで、ニューヨーク公共図書館も氷河に埋もれてしまう。そのときに何をしたか、書籍を燃やして暖をとることにしたのである。至極一般的であるが、男性司書は1組の書籍を大事にかかえ、決して暖炉に投げようとしなかった。その1組の書籍がグーテンゲルグ聖書であった。非常に価値のある聖書であり、後世にその価値ある書籍を残したいとの想いがそこにはでていた(残念ながら、TV放送ではカットされてしまったが)。
そして女性の司書が何をいったか、それは息子の友達が怪我をしてしまい、高熱がでてしまった。そのときに解熱であれば抗生物質がよい(はっきり覚えていないがこのようなことをその息子にいった)といい、何も本は燃やすだけに価値があるのではない、このように医学書であれば、その症状をつきとめ対策を教えてくれるものだと言ったそのセリフを今でも覚えている。司書の専門性が問われているが、これこそ司書の専門性を言い当てていると思う。
さて、その映画が今日夜に民法で放映されるようである。お暇な方はぜひご覧になり、司書の言うセリフに注目して欲しい。
なお映画の公式サイトはこちら → http://movies.foxjapan.com/dayaftertomorrow/
by motokunnk | 2010-09-11 16:12 | 日記
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