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白根記念渋谷区郷土博物館・文学館 その2

白根記念渋谷区郷土博物館・文学館については以前ブログで書いたが今日はその続編である。続編の内容は建設されている土地についてである。
建てられている土地は儒学者の松崎慊堂(まつざきこうどう)の住居であったそうである。
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慊堂と書いて「こうどう」と読むそうであ。松崎慊堂は江戸時代の儒学者で、熊本に生まれ16歳で江戸にでて、昌平黌(しょうへいこう)に入る。さらに林述斎の家塾で佐藤一斎らと学び32歳のとき掛川藩に招かれ、藩政に参画した。
その後45歳で藩職を辞しこの地に住み移り研究と門弟の指導をしたそうである。74歳で死去するわけであるが、その歳までこの地に住み研究に没頭、自ら「石軽山房」と名づけたという。この地での生活をまとめた「慊堂日歴」は当時の天候や庶民生活を知る上での貴重な史料と言われている。
そうとは知らずに、白根記念渋谷区郷土博物館・文学館を見学していた。入口脇に教育委員会の説明が書かれているので訪問した際には目に留めてほしい。
by motokunnk | 2010-10-23 11:14 | 美術館・博物館・美術
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