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関西広域連合って何?

今日のネットニュースでは大阪府議会が関西広域連合への参加を賛成多数で可決したその結果、関西広域連合への参加を表明している自治体の議会承認が全てとれたとして関西広域連合発足という文字が目立っていた。名前は聞いたことがあったが、具体的には道州制の一事例程度の認識しかしていなかった。
ただ、関西広域連合といって奈良県は参加していないようで、どんなメリットがあり、またどんなデメリットが生じてしまうのか、ちょっと調べることにする。
関西広域連合って何?_d0183174_19183117.jpg

この絵のように関西広域連合は立派なホームページを開設している。
連合発足の効果はというとそのホームページによると、
「第一に、分権型社会の実現に向けて、地方分権改革の突破口を開き、国と地方の二重行政を解消することです。国の地方支分部局の廃止による権限移譲の受け皿を備えることで、地方への権限移譲が期待されます。また、国から移譲を受けて実施する事務を住民監視のもとで自己決定し、自己責任により実施することができます。さらに、一元的な事務処理により、事務の権限と責任の所在が明らかになり、効率的に推進できます。
第二に、関西が一丸となった推進体制づくりにより、関西における広域行政を展開することです。東南海・南海地震発生に備えた広域防災体制の整備や広域的な救急医療連携の充実などを通じて、住民の安全や安心が高まります。また、関西の観光資源の連携による観光客誘致や関西全体を見据えた戦略的な産業振興施策の実施などを通じて、地域が活性化します。さらに、交通・物流基盤の一体的な運営管理などにより、運営の効率化が図られ、国際競争力が向上するとともに、利用者の利便性が向上します。」
とある、いいことばかりが書かれているが、広域連合とならなくてもこの程度のことはできるというのが奈良県の主張のようである。また、大阪一極集中を警戒して滋賀県は中部圏も広域連合をつくるならそちらにも入るとエールを送っている(多分、名古屋市長にであろうが)。
12月には正式発足のはこびとなる関西広域連合の今後をじっくり見守ることにしよう。まずはお手並み拝見といったところである。
by motokunnk | 2010-10-27 19:19 | 日記
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