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事業仕分けについて思うこと

事業仕分けは民主党政権の目玉であったはずである。それが第三弾となった今回、ちょっと雲行きがおかしくなっている。そもそも事業仕分けには何の法的な拘束力はなく、裏をかえせば、単なるパフォーマンス、その後省庁が予算付けをすれば廃止と決まった事業でも存続可能である。
今回は再仕分けといって、過去に廃止や予算規模縮小となった事業の仕分けが行われた。今回と前回で決定的に違う点は、前回は先の自民党政権で閣議決定した事業が仕分けの対象となったわけであるが、今回の仕分け対象は民主党政権が閣議決定をして予算を了承したものを仕分けしている点である。蓮舫行政刷新担当相はそうではないかもしれないが、長妻前厚生労働大臣が了承した事案について再仕分けされたわけであるから、当のご本人はどのように考えているのであろうか。というわけで、ワークライフ事業について考えてみる。
この事業は、財団法人女性労働協会の運営する未来館を拠点に啓発事業を展開している。
前回の仕分けで廃止判定された「女性と仕事総合支援事業」に男性向け行事も加え、事業名を「男女ワークライフ支援事業」にして概算要求をしている。さすがにこれはどうかと思うが、確かに「女性と仕事の未来館」はJR田町駅から数分の都心に建つりっぱな建物である。隣にも厚生労働省所管の「安全衛生総合会館」が隣接している。そもそもその2つの施設は一体化され建設されているようである。
となれば、片方は廃止判定、ではもう片方はどうなるのか、労働安全衛生と女性の社会参加をテーマにした施設
「安全衛生総合会館」は労働環境の改善に向けて労働災害の疑似体験やヘルスケアリーダーの養成など様々な学習・研究施設で構成されている。「女性と仕事の未来館」は働く女性の社会参加を支援するための拠点施設として、セミナーや情報提供、専門図書館、相談や国際交流等の機能を持つ。
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いくら箱物行政からの脱却といっても現にセミナーなどで利用されている施設(予定表にはびっしりセミナー予定が入っていた)について運営で数億かかるといって廃止判定とはいかがなものかと考えてしまう。廃止と決定したら、後はどうするのか、ビルは賃貸するのか、売却するのか、それで利益はでるのか、そこまで考えての結論であれば、仕分けは十分に機能するのではないかと思う。
宇宙開発の予算も前年並みに抑えられてしまったが、議員の歳費削減には反対しているようである。身内にはやさしく他人には厳しい政権だと言われても仕方がないのかもしれない今日この頃の混迷する民主党政権である。事業仕分けもやる必要はあるかもしれないが、ちゃんと法的な拘束力を持たせないと単なるパフォーマンスと言われてしまいますよ!
by motokunnk | 2010-11-19 19:50 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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