先月NHKで放送された
「ブラタモリ」でも触れられていたと思うが最近このキャッチがついた公衆トイレを目にすることがある。
渋谷区内に限られたトイレに存在するのでてっきり渋谷区が広報活動の一環で下水処理の教宣活動を行っているものと思っていたら実際は異なっていた。
ホームページで検索すると最初にヒットするのがこの
お知らせである。
なんと公衆トイレの命名権を取得した民間企業があるというのだ。公共施設の命名権取得は渋谷でいえば、渋谷C.C.Lemonホールが有名であるが、まさか公衆トイレの命名権まで契約の対象となっているとは考えてもいなかった。取得した企業は管清工業株式会社という世田谷区に本社のある会社だそうだ。
事業内容には
「建築物排水管および下水道管路施設の総合維持管理業、創業以来、下水道管路管理のリィーディングカンパニーとして、熟練した技術スタッフを配し、全国に広がるサービス網と年中無休の24時間体制で対応する機動力は常に高い評価を受けています。」
と書かれている。下水道処理では一流企業のようである。
さて、「学べるトイレ」であるが、区内9ヶ所にあるそうで、トイレ内(場所によってはトイレの外)に水循環や下水道、トイレについて気軽に楽しく知ることができるようなパネルが2枚設置されている。先ほどのプレスリリースによると数ヶ月に1回は更新していくとのことであるので、昨年9月にこのリリースが発表されているので現在貼られているパネルは更新済みのものかもしれない。
パネルを見るとわかりやすい説明となっており、下水処理についての一般知識を習得することができる。「どかんさんとせいこちゃん」、いいネーミングでもあり、キャラクターがとても可愛いいので、もっとブームとなってもいいのではないかとも思う。世の中、なんでもビジネスチャンスとしてとらえて事業拡大していくことが重要なのだと認識した。
管清工業株式会社 →
http://www.kansei-pipe.co.jp/