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散歩を楽しく/白金番外編松岡美術館見学記

先々週に白金エリアを散歩した際、ちょうど東大医科学研究所入口付近に松岡美術館の案内が表示されており、そこから遠目に松岡美術館を眺めることができた。
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白金の一等地にも私設の美術館(白金だからあるのかもしれない)があるのだと思い気にとめていた。ちょうど昨日、孫文の企画展を見た足で美術館見学をしたきた。まあ、散歩の口実にもってこいであったのは事実であるが、、、。
さてネットで松岡美術館について下調べをすると、松岡清次郎という人物が浮かび上がった。築地生まれの実業家(1932年に松岡産業(現・松岡地所)を創立、戦後は不動産・冷凍倉庫・ホテル業などに進出し、事業を拡大)で一代で財を成した。
その一方で、美術品の蒐集家としても有名で収集品は中国陶磁をはじめ、古代オリエント美術、ガンダーラ・インド彫刻、フランス近代絵画、日本画、現代彫刻など広範囲に及ぶ。
そして満80歳を転機に「これらの美術品は私蔵するものではなく、人類全体の文化遺産として後世に継承すべきもの」と考え、港区新橋に松岡美術館を開設した。死後に現在の場所に移転したとある。
別件ではあるが、新宿美術学院の創設者でもあるようだ。その沿革の説明にその名前を見ることができる。松岡清次郎という人物はできた人物のようである。
前提知識を頭にいれ松岡美術館に行くことにする。美術館は2階建てで1階が常設展示、2階が企画展示スペースとして利用されている。うれしいことは、写真撮影が可能であること! ストロボやシャッター音など他の来訪者に迷惑となる行為は禁止であるが、デッサンも含めて美術を志す者にいいものを見てもらいたいという開設者の心遣いが活かされている。
松岡清次郎は屋外美術館も計画していたようで、エントランスにはブールデル「ペネロープ像」、現代彫刻室内にはヘンリー・ムア「横たわる女、肘」、「台に坐る母と子」などの彫刻が飾られている。どれも見事である。
また古代東洋彫刻室内には中国やインド中世ヒンズー教の彫刻が多数おさめられている。余談ではあるが、ビートルズのジョージハリソンを思い出してしまった。彼もインドに傾注していたっけ。
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さて古代オリエント美術室内には古代エジプト文明の数々の品が飾られている、彩色木棺が目につく。2階の展示室の1室は青うつわと題され、青磁の器や壷などが展示されていた。
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企画展示であるが、「西洋絵画の中の人びと-ジョン・エヴァレット・ミレイ、ルノワールからシャガールまで-」と題されて松岡清次郎所有の絵画多数が展示されていた。
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藤田の絵(我家にもこれほどの大きさではないがはがきサイズの絵が昔あった)も展示されており、なつかしく感じた。
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いい絵画を鑑賞すると心が和むようである。

松岡美術館 → 公式ホームページ
松岡清次郎 → 港区公式ページの人物紹介

関連している私のブログ → 散歩を楽しく/白金台編
by motokunnk | 2011-06-19 08:41 | 美術館・博物館・美術 | Trackback | Comments(0)
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