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青函連絡船・羊蹄丸と南極観測船・宗谷

先日、TVのニュースで青函連絡船・羊蹄丸が無償で譲渡されることが放送されていた。ただし、なかなか引き取り手がいないそうでこのまま期限の8月末を迎えてしまいそうだと危惧する報道であった。
羊蹄丸といえば、最後の青函連絡船として青森と函館間を就航していたことは知っていたが、お台場の船の科学館に係留されて展示公開されているとは知らなかった。
昨日、暇を見つけて船の科学館まででかけることにした。ゆりかもめに乗り、船の科学館で下車するわけであるが、科学館の反対側では「お台場合衆国・めざましライブ」が開催されており、ゆずが出演しているとあって、ものすごい人が集まっていた。立錐の余地もないとはあの光景のことをいうのだろうと思った。
事前の下調べもせず、また野暮用をすませてからゆりかもめに乗ったので、科学館に着いた時刻は午後4時半近くなっており、これは羊蹄丸しか見学できないなあと思い歩を進めていくと、見慣れた船の科学館に本館展示の休止が書かれているのにビックリした。9月30日で本館の展示を休止するというお知らせが書かれていた。
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そういえばかなり昔からこの建物は建てられていて施設自体が老朽化してしまったのかと妙に納得したしだいである。屋外展示物としては、南極観測船・宗谷と目指す青函連絡船・羊蹄丸の2隻がある。宗谷まで係留されているとは思ってもいなかった。羊蹄丸はゆりかもめから船自体は見えていたが、その隣に宗谷が展示されているとはこれまた知らなかった。帰宅して船の科学館ホームページを見てみると、宗谷はとりあえず10月以降も展示されるそうで、またの機会にじっくり見学することにしようと思う。
さて羊蹄丸であるが、船内を無料で見学することができる。夕方とあってそれほど人も多くなく、夏休みの時期、家族連れが多いのは当たり前であるが、初老の人がカメラ片手に見学に訪れている姿を複数見かけた。多分、青函連絡船時代の思い出が詰まった羊蹄丸の見学をしに来た人たちではないかと思う。
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青函連絡船というと洞爺丸事故が思い出される。といって、私が生まれた直後の事故なので成人してからの映画やTV番組などで事故の詳細は知ったのであるが、台風接近の中の運行であったので、不運にも転覆してしまったが、運がよければ何事もなかったと思えるような本当に不運が重なっての事故であったようだ。その事故の教訓をもとに羊蹄丸は設計、建造されたそうである。
時間が限られていたので、駆け足で船内探索をしてブリッジまで駆け上がった。ブリッジでは、家族連れや若いカップルなどが記念写真を撮っている姿が何とも微笑ましく思えた。子供の夏休みの自由研究のネタとして最適なのかもしれないし、カップルにしてみれば、もう公開されないかもしれない羊蹄丸のデッキでの写真は記念となるであろう。
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最後に、羊蹄丸を係留するだけで年間3000万円近くの費用がかかるそうである。やはり、財団法人としてはいくら社会教育・貢献のたまに必要だといっても血税を注入するわけにはいかないようである。
何か、奇特な人が現れて羊蹄丸を引き取り公開したくれたらと思うのは私だけではないと思う。
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右の写真の宗谷は、羊蹄丸の館外デッキから撮ったものである。

羊蹄丸について → 羊蹄丸(ウィキペディア)
船の科学館 → 公式ホームページ
洞爺丸事故について → 洞爺丸事故(ウィキペディア)
by motokunnk | 2011-08-19 11:55 | 美術館・博物館・美術 | Trackback | Comments(0)
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