伝承ホールの3月の出し物は正尊(しょうぞん)だそうだ

近所の町会の案内板に、渋谷文化総合センターにある伝承ホールの3月公演のチラシが貼られている。d0183174_20482550.jpg題目は能「正尊」とあり、副題が「渋谷のヒーロー金王丸が土佐坊正尊となって伝承ホールに現れます。」と書いてある。
正尊という能について知らなかったので調べてみると、『三読物』の一つに数えられるそうである。読物とは、起請文を読むシーンがあることだそうで、「三読物」とは次の3つだそうだ。
  「安宅」の『勧進帳』
  「木曽」の『願書』
  「正尊」の『起請文』
この中で勧進帳はあまりに有名なのでよく知っているが、「木曾」の『願書』とは木曾義仲に関するものだそうだ。
そして「正尊」の『起請文』が今回演じられるということだそうだ。「正尊」について調べると、
このようなページがありそこには
「平家の追討を終った義経は鎌倉に入ることを許されないので、京都に留まっていました。ここに、鎌倉から土佐坊正尊が上洛したというので、義経は自分を討つために来たのだろうと察して、弁慶に正尊を連れてくるように命じました。義経の面前に引き連れられてきた正尊に、上洛したのは自分を討つためであろうと、義経はその理由を詰問しますが、正尊は熊野参詣のために来たもので、途中少し病を得たために京に留まっているのであると言い張り、起請文を書いて読み上げ、全く異心のないことを示します。義経は偽りのものと承知しつつも起請文を褒め、酒宴を設けて、白拍子静に舞を舞わせ、大いに正尊をもてなして帰します。
しばらくして正尊の討入りを察した弁慶が武装して待つところに、正尊が郎党を従えて攻め寄せます。両者は激しく戦いますが、寄せ手はみな討たれ、正尊も生け捕られます。(「宝生の能」平成11年5月号より)」
と書かれている。
勧進帳もこの「正尊」も義経関連の能というところが面白く感じた。そして主人公の土佐坊正尊が実は渋谷金王丸であるというところがまたまた世の不思議というか、何というか奥の深い世界だなあと感じ入ってしまったしだいである。
3月7日公演とのこと、チケット購入してみようかと思っている。

謡蹟めぐり 謡曲初心者の方のためのガイド → 謡蹟めぐり 正尊 しょうぞん
文化センター大和田 → 伝承ホール能 正尊
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by motokunnk | 2012-02-10 20:48 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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