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岩波書店の2013年社員採用が問題だ?

「2013年度の社員採用は一般公募ではなく、岩波書店著者もしくは岩波書店社員の紹介を応募条件として行います。」
岩波書店採用情報のホームページを開くとトップページ上段にこの文章が書かれているのでまずビックリ、そして詳しい応募内容をみると応募資格の項に今度は赤太字で「岩波書店著者の紹介状あるいは岩波書店社員の紹介があること」と念を押されている。
このことが厚生労働省で問題となっているようである。2月3日のNHKニュースで報道されたようで、「厚生労働省は、『コネを条件にした募集方法は聞いたことがない』として問題がないかどうか調べることにしています」と放送されたようである。
ここで問題となるのが、紹介状の存在である。確かに紹介状がないと入社試験の資格がないのはおかしいかもしれないが、概ね多くの上場企業では指定校制度を採用したおり(公にしているところは皆無であるが)、応募サイトに登録しても書類選考で落とされてしまうのが実情である。
このような事実は厚生労働省でも内々にはわかっているはずであり、今回の「コネ入社=悪」のイメージがあることが問題なのかもしれない。コネを使って無能な人材を採用すれば、企業としては成り立っていかなくなるわけであるからコネを使うのも仕事を進める上での術と考えると、今回の岩波書店の応募資格は面接試験よりいいかもしれない。
あるサイトでは、「本当に岩波書店に入りたい人は書店本社の前で社員と思われる人に紹介状を書いてもらうようにお願いするであろうから、書店の社員として相手に上手にお願いする術を身に着けるチャンスと捉えるべきである」と書かれていた。
ものは考えようで確かに言っていることはしごく当たり前である。要は日本の採用形式が問題なのかもしれない。この辺は下記に詳しく書かれているのでそちらを読んでみて欲しい。

岩波書店 → 採用のページ
JBPRESS  → 岩波書店「コネ」入社で浮上する日本的採用の問題点
by motokunnk | 2012-02-14 19:20 | 日記
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