考えさせられる記事「故郷は地球」と「ノンマルトの使者」
今朝の首都圏は雨が雪に変わって、3月とは思えない冷え込みである。梅の開花が3週間前後遅れているがこの調子だと、桜の開花も2~3週間程度遅れてしまうのではないかと思う。
さて、今日は日経エンタテイメント最新号(2012年4月号)のある囲み記事の内容についてである。今月号の特集は「スーパーヒーロー列伝」、副題として「世代を超えて愛される」とある。内容は仮面ライダーやスーパー戦隊の歴代ヒーロー特集やウルトラマンシリーズのヒーローが登場している。 その中で気になる本当に小さな記事が目に入った。それは初代ウルトラマンとウルトラセブンのある放送番組について書かれたものであった。 まずウルトラマンでは「故郷は地球」が選ばれていた。この番組、多分放送されたときは私は中学生だったと思うが、今も記憶に残っている。 ある海外の宇宙飛行士が宇宙に飛び立って行方不明となり、遭難したとその国から発表された。そして実は遭難してしまったが、地力で宇宙船を改造して地球に帰還したが、宇宙での環境に合わせるため、自らの肉体が怪獣に変身してしまった。それをウルトラマンに倒されてしまった。 とあるすじはそのような内容だったと思う。これがなぜとりあげられているのかというと、ウルトラマンシリーズの中で人気No.1のものなのだそうだ。そしてエンタテイメントのコラムでは、現在にも通じているのではないかと書かれている。政府が宇宙飛行士は遭難して死亡したと報道したことが、先の東日本大震災発生直後の原発事故の正確な報道がなされなかったことに連想すると結び付けている。 確かに、昨晩から今朝にかけてのニュースでは、震災直後の官邸の記録が概要の形で公表され、震災直後からメルトダウンの危険がささやかれていたようである。もしその発表があれば、どうなったのか歴史は戻すことはできないが、これほどの原発被害になることを食い止めることは可能であったのではと思う。 さて話題を戻すが、NHK「BS熱中夜話」では、この「故郷は地球」が、ある学校の国語の授業の教材として使われていることが報じられていたそうだ。 その中で教師が次の質問を投げかけているという。 1 ジャミラはどのような思いで地球に戻ってきたと考えられますか。 2 この作品の中での犠牲者は誰ですか。 3 ウルトラマンができたこと、できなかったことはそれぞれ何ですか。 4 イデ隊員はなぜ戦うことをやめようとしたのですか。 5 ジャミラはなぜ最後まで、平和会議場を目指したのですか。 6 この作品の中で作者が訴えたかったことはどのようなことだと思いますか。 7 感想や、その他、気付いたことを書きましょう。 いまさらながら、ツタヤでビデオを借りて再度ウルトラマンを見てみようかと思ってしまう。 さて、ウルトラセブンではこれも有名となっている「ノンマルトの使者」が取り上げられている。こちらは色々な雑誌でもとりあげられている。脚本をかいたのが沖縄出身の金城哲夫であり、このこともこの作品を有名にした要因かもしれない。 こちらは海洋開発に取り組んで海底調査をする現場で不可解な爆発事故が繰り返しおき、少年が警備隊の前に現れ「ノンマルトの怒り」という言葉を発するのである。ウルトラセブンはその言葉に反応し。M78星雲では地球に住む民族のことをノンマルトといっていたことを記憶していた。 果たしてノンマルトはその通り地球人より前の地球の先住民族で地球人によって海底に追いやられて今、その海底も失ってしまう危機に直面しているという事実がわかってしまうのである(と少なくともダン隊員は感じていた)。 そして少年の正体は数年前にこの海で水難事故で死んでしまった海が大好きな子供であることがわかる というこのようなシナリオだってように思う。 こちらは以前ツタヤでビデオを借りてみているので記憶がある程度は残っているので、ウルトラセブン役のダン隊員とアンヌ隊員が最後に少年の母親から海が大好きだった少年がノンマルトの代弁者だったことを聞くシーンが印象的であった。 どちらの作品も今の日本について問いかけられている問題のようである。 「故郷は地球」は東日本大震災の復興をどうするかであり、「ノンマルトの使者」は沖縄の基地問題として当てはめることができる。ノンマルト=沖縄民族と考えると、地球人は日本民族であり、その日本民族が沖縄というエリアをどうしたいのか、沖縄民族の意向をどう尊重しなければいけないのかを考える必要はあるのではと思う。 日経エンタテインメント → 2012年4月号 以下このブログを書くにあたって参考としたサイト、よく調べてあり主観で解説している。 逆襲のジャミラ → ウルトラマン『故郷は地球』は名作か? 逆襲のジャミラ → ノンマルトの使者 ~金城哲夫 西へ! 新しい道徳の試み → 題材 「故郷は地球」(棲星怪獣ジャミラ登場)
by motokunnk
| 2012-03-10 08:40
| 日記
|
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