WBCは番狂わせ続出、そしてアルガルベ杯と可夢偉の去就
WBCとアルガルベ杯という2つの世界大会が開催されている。世界大会といってもアルガルベ杯は女子サッカーの選ばれた国の選抜大会なので厳密には世界大会とはいえないかもしれない。
WBCは一応、世界大会ではあるが、野球という世界全体から見ればマイナーなスポーツの祭典ということで一部の国でしかもりあがっていないと思っていたのが私の今までの感覚であった。 ところが第3回をむかえてその考えを改めなければいけないと思う現実が目の前に突き付けられてしまった。1次予選の組み分けを見たとき、A組は日本とキューバ、B組は韓国とオーストラリアが勝ち抜けるだろうと考えていた。たぶん、大多数のマスコミ関係者もこの考えであったろうと思う。 B組は台湾がダークホースでもしかするとという気持ちはあったが、まさかオランダが1次リーグを通過するとは思わなかった。そして韓国が1次リーグ敗退とは思いもよらない結果であった。 オランダも選手のメンバーを見ると、ヤクルトのバレンティンや今年から楽天でプレイするジョーンズなど、メジャーリーグ経験者やその予備軍が大半を占めているチームであった。またバレンティンなどはオランダといってもヨーロッパのオランダではなく、カリブ海に浮かぶキュラソー島出身の選手が数多く在籍しているチームである。 それであれば、MLB経験者も多いことは納得である。野球の世界も世界規模になってきているのだなあとへんなところで納得してしまった。そしてそのオランダがキューバを破って米国の第3ラウンド進出を決めてしまった。これはすごいことだと思う。 オランダといえば、トータルフットボールで有名なサッカー王国であるが、これからはトータルベースボールという野球王国になりそうである。WBCの国別メンバーをみると、ほとんどの選手がメジャー経験のある。これからは野球が世界のメジャースポーツとなっていきそうである。 今回のWBCは日本も安環としていられない情勢のようである。そんな中、侍ジャパンは先週金曜日の台湾戦でやっとチームとしての結束が生まれたような気がする。9回2死からの同点打、そして延長10回の犠牲フライで勝利をもぎ取り、その結果が日曜日のオランダ戦の打線爆発を生んでいると思う。 最年長の稲葉は、次のように語っている。「台湾、オランダと戦って、ようやくチームはひとつになったと思う。あとは目の前の試合に集中するだけ」とりあえず、今日のオランダ戦に勝利してアメリカに旅立ってほしい。 なでしこジャパンについてである。ポルトガルで開催されているアルガルベ杯は国際大会であるがFIFAやUEFAが主催していない。ただ、オリンピック・FIFA女子ワールドカップに次ぐ格付けとなっている大会で、オリンピックやワールドカップが開催されない年は女子サッカー最強国を決める大会となるそうだ。 日本は2011年大会から出場している大会である。なでしこジャパンにしてみれば、昨年のロンドン五輪以来の国際大会であり、今後が問われる大会でもあった。そしてなでしこジャパンは過去のメンバーをがらりと変え、代表初選出といえる新しいメンバーを招集してこの大会に臨んだ。結果は1勝2敗で5位決定戦となったが、収穫はあったのではないかと思う。 「チームとしてやるべきこと、自分のやるべきこと――。最終的にそのプレイの選択をするのは自分自身だから、そのプレイが、成功だったとしても失敗だったとしても、振り返ったときに次につながるプレイだったと思えるようなチャレンジをどんどんしていこう」と大儀見が言ったそうであるが、これからのなでしこジャパンを考えた場合、若い世代に経験を積ませてレベルを上げていくことが重要だと思う。 その意味では、いつまでも澤世代に頼っていては世代交代が進まないと思うし、佐々木監督がいなければこのようなメンバー招集はできなかったと思う。ここは佐々木監督の手腕に期待したいところである。 最後に小林可夢偉の今年が決まったとニュースで伝えていた。今年は1年浪人するのではなく、フェラーリと契約してWECに参戦するそうである。アジア人として初めてフェラーリと契約したとか、F1ではないが、跳ね馬のマシンに乗る可夢偉の勇姿がサーキットで見れそうである。 参考URL → 誤算」が生んだ「一体感」。3連覇へ、ようやく道は開けた! 参考URL → WBC special 参考URL → WBC Member 参考URL → なでしこ特別な日に初勝利 参考URL → 課題山積も、惜敗のドイツ戦で予想以上の収穫あり 参考URL → 可夢偉、フェラーリと正式契約。今季はWEC参戦
by motokunnk
| 2013-03-12 19:11
| スポーツ全般
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