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DJポリスに警視総監賞!

6月5日のサッカーW杯アジア最終予選日、渋谷のスクランブル交差点で交通整理にあたった警察官に警視総監賞が与えれらるそうである。
お祭り騒ぎのサポーターたちをユーモアあふれる話術で誘導し、DJポリスとしてネットで一躍有名となり、昨日の天声人語でも取り上げられた、今日本で一番有名な警察官の一人かもしれない。
20代の機動隊員だそうで、本人の弁によれば、サッカーよりは野球好きとのことだそうである。渋谷駅スクランブル交差点の警備にあたる警察官の与えられたミッションは、「混乱なく群集を誘導し、怪我人の発生をゼロにすること」であったと思う。
昨日の教育系セミナーでも聴いたがどうも日本の教育とそこで育った人はシングルループ教育に偏っているそうである。すなわちマニュアル通りに実践していくことである。この教育の利点は教育を受けた人がすべて同じレベルの対応はできることであるが、臨機応変な行動はとれなくなってしまう。
そこでダブルループ学習というものが注目されているそうだ。読んで字のごとく、ひとつの解決策ではなく、複数の解決策を考える学習である。この警察官の場合は与えられたミッションを解決するためにソフトな言い回し、サポータの心理を考え、暴動を起こさせないためにはどんな語り口で説得すればよいかを考えて話したのではないかと思う。
相手の立場にたって物事を考える、古くから言われている「マーケットイン」の思想を実践しただけである。ただ、このマーケットインの考え方を実践するのは難しく、教育の場でもアクティブラーニングなど新しい考えがでてきている。私に言わせれば単なる言葉遊びとしてしか聞こえないのであるが。
原点は相手の立場にたって物事を考えることであり、孫子の世界でいえば「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」である。太古から言われていることであるが、実践するとなると難しいことなのである。
参考URL → 「DJポリス」に警視総監賞授与へ
参考URL → 渋谷 DJポリス(字幕つき)
by motokunnk | 2013-06-08 08:13 | スポーツ全般
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