WRC第4戦ラリー・フランス、デイ3でラトバラが魅せてくれたSS9でタイムを稼げず、総合5位にランクダウンしてしまい、同僚ハンニネンもコースアウトでリタイアしてしまった。
そして最終のSS10パワーステージをむかえ、ラトラバはスタートから全開で飛ばしてくれた。アンダーステア気味のマシンを気にせずにタイムを稼いでこのパワーステージでこのラリー初めてとなるトップタイムをマークした。
わずか0.1秒、総合5位となった選手を上回ったことを知り、コドライバーとジャンプして喜ぶ姿はほほえましかった。豊田章夫社長観戦の中でのパワーステージ最速タイムは見事であり、復帰初年でここまでの結果を出しているラトバラの能力の高さに驚きである。シーズンがすすむにつれてどこまでマシンを熟成させていくのか楽しみになってきた。
マリナーズの岩隈久志がエンゼルス戦に先発した。2回に一発を浴びてしまったが、それ以外は連打を許さず、6回を2安打におさえる完ぺきなピッチングを魅せてくれた。
味方打線もカノが3ランと2点タイムリーの5打点をあげるなど大量9点をとってくれ、今シーズンの初勝利は間違いないと思っていた。
ところが9回、先頭プホルスに一発を打たれると、一死もとれずに満塁のピンチを招いてしまった。あわててマウンドにあがったクローザーのディアスが二死をとったものの2四球をだして再び打席にたったプホルスに同点タイムリーを打たれ、次打者にサヨナラ打を打たれてしまい、エンゼルス戦3連敗となってしまった。
9回5点のリードがあればクローザーは登板する必要はないと考えるのがふつうである。多分ディアスも心がまえができすにマウンドにあがり、下位打線はおさえたが上位をおさえることは難しかったのだろう。
岩隈にしてみれば手の中にはいった初勝利が飛んでいってしまった、後味の悪い敗戦であったと思う。
日本ハムも何故かリズムがかみあわない。大谷の肉離れに続いて中田も戦線離脱である。そして5回にはレアードも死球退場となり、主力3選手を欠いての戦いとなった。代打で出場した岡にヒットはでたが西に完封されてしまいこれで5連敗となってしまった。
5連敗は2015年の9月以来のことだそうだ。地元に帰って巻き返しを期待したいが、相手はソフトバンク、厳しい連戦が続きそうだ。岡を筆頭に横尾、石井など若手選手の奮起で強敵を粉砕してほしいものである。