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師弟対決、ドイツオープン、そしてラリー・メキシコ

将棋の王将戦1次予選でこれほどマスコミが注目した一局は過去なかったと思う。現在は王将戦のタイトル戦が行われている最中だが、マスコミの数はこちらがダントツだったようだ。
マスコミが大注目するのは藤井聡太六段対杉本昌隆七段の対局である。杉本七段はご存知藤井六段の師匠である。ネットで生中継され、解説は深浦九段であったが、杉本七段とはほど同時期に四段となっており親交があるどうで、心情的には杉本七段を応援したいと言っていた。
対局は先手番となった杉本七段が中飛車を選択し、駒組がすすんだ。師弟対決とあり、お互いの指し手を予測できたのか、盤面は膠着状態となり、昼食中継あけに千日手が成立して指し直しとなってしまった。
指し直し対局は藤井六段の先手となり、杉本七段は四間飛車で応戦した。居飛車穴熊の戦法をとった藤井六段に対して杉本七段は端攻めをしかけた。端攻めがうまい着想だと思われたが藤井六段の59手目の8九玉が落ち着いた一手であった。早逃げすることにより杉本七段の端攻めを遅らせる結果となり、この手をさかいに藤井六段の反撃がはじまった。
杉本七段も飛車・角をフルに活用して挽回を図ったが及ばず111手で杉本七段が投了して藤井六段の勝利となった。
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継続中だった連勝記録を14に伸ばし、今年度の成績は、70対局、59勝11敗、将棋の四部門(対局数、勝ち数、勝率、連勝)で2位以下を大きく引き離してトップを走っており、今季の大賞候補となりそうな勢いである。
また勝率も0.842となり、中原誠十六世名人が1967年に記録した0.854の最高勝率を上回る可能性もでてきた。次の対局は15日、順位戦C級2組の最終局で三枚堂達也六段との対局である。
29連勝ストップ後の2敗目をきっした相手だけにそのリベンジが果たせるかどうか注目の一戦である。この対局もネット中継される予定である。
バドミントンドイツオープンの2回戦が行われた。女子シングルスでは大堀彩が格上のアメリカ・ツァンにファイナルゲームまでもつれこむ熱戦であったが17-21、21-8、10-21で敗れてしまった。第2ゲームを21-8と奪った際はこのまま押し切るかと思えたが一歩及ばなかった。
WRC第3戦ラリー・メキシコがはじまる。今季初めてのグラベルによるラリーでドライバーズ選手権トップの選手にとって困難な1戦となる。
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今年のコースを例にとると、グラベルステージ走行初日となる競技2日目は、選手権1位の選手から順番にスタートする。乾燥したグラベルのSSは、「ルースグラベル」と呼ばれる滑りやすい砂利が道の表面を覆っているため、走行順が早い選手たちはタイヤがグリップせずタイムが伸びない。そのため走行順が後方になればなるほど有利になるといわれているからである。はたして今年はどうであろうか、その結果が楽しみである。

by motokunnk | 2018-03-09 09:34 | 日記
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