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日本勢快調、バーレーン8時間はじまる

バドミントンのワールドツアーファイナルズ2日目が終了した。各種目で2試合目が行われ、日本勢では決勝トーナメント進出を決めたものはいなかった。
まず登場した女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那ペアは通算2勝6敗と相性の悪い韓国の李紹希/申昇瓚ペアと対戦した。第1ゲームを21-13で奪った松本/永原ペア、第2ゲームも14-10とリードしていたもののここから反撃を受け、16-21で失うとファイナルゲームは1度もリードを奪えずに13-21で失ってしまった。これで通算1勝1敗、決勝トーナメント進出には次の試合での勝利が必須となってしまった。
混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗ペアはインドネシアのジョルダン/オクタビアンティペアにファイナルゲームに持ち込まれながらも落ち着いたプレイで勝利をもぎ取り2連勝である。
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1勝1敗のペアが2組いるため決勝進出は決まらなかったが決勝トーナメント進出の可能性は高くなった。なにより劣勢となったときにもあわてない姿勢が観られた。「前回大会はすごく緊張しましたけど、今年はリラックスして試合に臨めています」とは東野のコメント、前回は2連敗したの決勝トーナメント進出であったので今季は楽しんで3試合目に臨んでほしい。
男子ダブルスは明暗がわかれた。園田啓悟/嘉村健士ペアは李俊慧/劉雨辰ペアと対戦、第1ゲームは奪われたが第2ゲームを21-12で奪い返し、流れは引き寄せたかに思えたが勝負のファイナルゲーム、序盤こそ互角の戦いを挑めたが中盤以降は引き離されてしまい残念ながら2連敗となってしまった。
遠藤大由/渡辺勇大ペアは世界ランク1位のギデオン/スカムルヨペアとの対戦であった。比較的相性がよく直前の対戦でも勝利しているだけに期待していた。第1ゲームを21-11で先取した遠藤/渡辺ペア、第2ゲームはギデオン/スカムルヨペアの速攻に14-21で失ってしまったが勝負のファイナルゲームはゆうくりしたディフェンスで対抗し21-11で制し2連勝、決勝トーナメント進出がみえてきた。
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「レシーブはメンタルが必要。“本当に守れる”と思って取ることで、気持ちも少しずつポジティブになります。あれができないと勝てない相手。これしか、勝ちようがないです。」とは遠藤の試合後のコメントであるがこのペアの神髄が言い表されている。今日も手強い中国ペアだが勝って決勝トーナメント進出を決めてほしい。
桃田賢斗の第2戦の相手は世界バドミントン決勝と同じデンマークのアントンセンであった。あの試合は桃田の圧勝であったが、昨日の試合は真逆の展開であった。
第1ゲームはアントンセンにリードを奪われ7-13とされてしまったがここから追い上げを開始し連続ポイントをかさねて一気に16-15と逆転したもではよかった桃田であったが、ここからアントンセンの粘りにあい、結局このゲームを19-21で失ってしまった。
第2ゲームは会場を吹く風を味方につけたようで一度もリードされることなく21-15で奪い返した桃田、勝負のファイナルゲームとなった。いきなり6-1とリードした桃田であったがアントンセンも踏ん張り6連続ポイントで逆転すると11-7とリードして前半を終えた。
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チェンジコート後は桃田のペース、反撃をすすめて12-14から5連続ポイントで一気に逆転するとそのままリードを保って21-15で2連勝、決勝トーナメント進出をほぼ確定した。
WEC第4戦のバーレーン8時間レースが開幕した。初日のフリー走行、トヨタチームの2台はセットアップに余念がなかった。
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今季は獲得した得点に応じてハンデが課せられる制度のため、ハイブリッド・ブーストや燃料使用量を規定の最大まで制限されることとなった8号車は予選では不利となるのは当然だが決勝に向けての戦術面での走行を繰り返していたように思えた。日本時間明日の深夜スタートの決勝レース、どんなシナリオでトヨタチームは臨むのであろう、注目である。

by motokunnk | 2019-12-13 10:01 | スポーツ全般
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