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藤井七段王位戦も先勝、日本ハム逆転サヨナラ勝ち

将棋の第61期王位戦七番勝負第1局の2日目が行われた。藤井聡太七段にとっては初めて迎えるタイトル戦2日目であった。木村一基王位の封じ手は予想通りの飛車を取る角成りであった。この手をさかいに藤井七段の攻めがスタートした。
6二歩成と木村王位の守りの金を奪っての攻めに対して木村王位は4三王と王の早逃げの一手を指し、「千駄ヶ谷の受け師」の名を持つ木村王位の受けがはじまった。藤井七段の攻めに対してきわどく受けの手を指す木村王位の守りの一手で緊迫した2日目が進んでいった。
そしてついに木村王位の王様は1筋まで逃亡していった。途中、3一金や桂などの守りに対して冷静に最善手を指した藤井七段、「端玉には端歩」の格言通りの端攻めを敢行し、95手で粘る木村王位を破った。思えば2日は守りの手を言っても指さなかった藤井七段であったが、その手がすべてではないが緩手はなかったことが藤井七段の素晴らしさといえよう。
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第2局は7月13日から北海道で開催される。棋聖戦五番勝負に続いて王位戦七番勝負も先勝スタートとなった藤井七段の勢いは果たして誰が止めるのであろうか。4連敗中の豊島将之二冠が頭に浮かぶがはたしてどうなのであろう。
地元で完封負けを喫してしまった日本ハム、昨日はバーヘイゲンが先発した。ソフトバンクはバンデンハーク、外国人投手同士の投げ合いは初回に早くも3ランと2ランを被弾する荒れた展開となった。2回にも2ランを浴びてしまったバーヘイゲンであったが日本ハムはこのところ先発での出場が続く野村佑希が初ホームランを放って追い上げを開始した。
バーヘイゲンは結局4回途中で降板、6失点であった。しかし続く中継ぎ陣が好投する中、打線が追い上げ5-6まで追い上げた。そして5-8と追加点を奪われたものの清宮幸太郎の今季初アーチなどで7-8と1点差でむかえた最終回、ソフトバンクの守護神・森から四球、ヒットで無死1、2塁とチャンスをつくると、渡邊諒はバント失敗、清宮はファーストゴロで凡退、二死2、3塁となり野村佑希がバッターボックスにたった。2球目の失投を逃さず打った打球はセンターオーバーのタイムリー2塁打となり日本ハムが9-8で逆転のサヨナラ勝ちであった。
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地元での初勝利は逆転サヨナラ勝ちであった日本ハム、勝ち方が劇的だっただけに今日の試合に弾みがついたようだ。有原航平先発予定の今日、有原に今季初勝利が転がりこむだろうか、注目である。

by motokunnk | 2020-07-03 10:37 | スポーツ全般
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