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2011年 05月 05日 ( 1 )

開館30周年を迎えた松涛美術館

先日、東京都庭園美術館に出かけた際、館内の他館案内のパンフレットコーナーで渋谷の松涛美術館が開館30周年をむかえ、特別企画展を開催しているというチラシを見かけた。松涛美術館については過去にブログで紹介しているので詳しい説明は割愛することする。さて昨日松涛美術館を訪問したのであるが、渋谷駅周辺はGWということもありかなりの人出であった。また街には東日本大震災支援のポスターが貼られたり、街路灯には応援幕がかけられたりと支援色一色の風景が見て取れた。
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商店街毎に工夫した応援幕を作成していることに気がつき、写真におさめたが、応援メッセージが違った幕を組み合わせて掛けている通りもあり、工夫しているなあと感心してしまった。また松涛美術館に行くとおりには、喫茶店も並んでおり、まだ開店前であったが、食欲をそそるメニューが貼られていたりした。
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松涛美術館では、「牛島憲之特別展」が開催されていた。
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牛島憲之という画家について知識がなかったので、あらかじめネットで調べて渋谷区との関係など調べた結果は次の通りである。
「牛島憲之(1900-1997)は、熊本県に生まれ、少年時代より画家を志し、19歳にして上京、青年時代の一時期を今の渋谷区千駄ヶ谷で過ごしました。東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業した1927年の帝展に初入選、以後、帝展、槐樹社展、東光会展、創元会展などで作品を発表。戦後の第2回日展で《炎昼》により特選を受賞しました。1949年に須田寿などとともに自由な創作の場として立軌会を結成、以後、同会を中心に、日本国際美術展・国際形象展などで作品を発表、また、1954年からは東京藝術大学で後進の指導にもあたりました。1981年には日本芸術院会員となり、1983年には文化勲章を受章しています。その作品は、初期の芝居小屋などの群衆の熱気を題材とした作品から、水辺の風景や陽だまりといった自然を追っての作品に、さらに、水門やタンク・煙突などの人工的な構築物を描きこむようになり、牛島の画風が確立されていきます。大胆な構図、茫洋とした色彩、豊かな詩情がその特色といえるでしょう。」
松涛美術館の展示内容説明文章から引用させていただいた。詳細は文末のURLにあるので、そちらも見て欲しい。
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画風は風景画中心ということもあり、また東京のエリアで書かれた風景が多かったので、見ていてここはあの風景だということがわかり、画才のない私でも少なくとも絵の場所は理解できた。
複数の絵には本人のノートがつけられており、富士山を描いた絵には、過去に数多くの画家がこの題材を絵にしており、私は取り上げようとは思わなかったが、いざこの風景を見てしまうと絵にしたくなってしまったとの記述があった。確かに、私でももし才能があれば書きたくなる山である。外国人が日本に旅行に来た際に訪れたい場所のひとつに富士山があることが納得する1枚ではないかと思う。
松涛美術かに別れをつげ、鍋島松涛公園を見て帰ることにした。桜は終わってしまったが、つつじが満開となっている季節と思い足を運んでまずびっくりした。それは普段はそれほど多くない家族連れで公園内のちょっとした遊戯スペースが賑わっていたことである。
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家族で団欒する遊ぶ親子を見ると楽しそうであった。その風景に見とれていると何やら音がしてくるではないか。見ると公園内にある水車が回っているではないか。何度も公園には来ているが、水車が回っているのを見るのは初めてである。多分何時間おきに回しているのだとは思うが、いざ回っている水車を見ると明治初期には実際に利用されていたのだろうと懐古してしまった。
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水車小屋の隣にある、以前説明した浄化装置の上にはカルガモ(多分)のツガイがヒナタボッコをしていた。またそばの水面には亀が顔をだしていた。都内どの池にもいつの時代からか亀が生息しているようである。数年前リハビリで新宿の病院に入院していたが、西口公園でも亀がたくさんいたことを思い出す。
公園にきた目的のつつじの花であるが、予想を上回る規模で園内各所で満開となっていた。
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帰宅がてらマークシティの岡本太郎作の壁画(新聞によると、福島原発の水素爆発を描いたいたずらがあったようだが)を見て帰ったが、いたずらされた壁画はすでに元通りになっており、警備するガードマン(一人だけであるが)がやけに目立っていた。

開館30周年記念特別展 牛島憲之 ―至高なる静謐― → http://www.shoto-museum.jp/06_past/usijima.PDF

松涛美術館概要 → http://www.shoto-museum.jp/02_museum/index.html
by motokunnk | 2011-05-05 08:57 | 美術館・博物館・美術 | Trackback | Comments(0)