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渋谷区の景観計画が策定されたが暮しはどうなる?

渋谷区の区民ニュースを何気なく見ていると、10月15日に「渋谷区景観計画」が策定され、平成25年1月から施行されるという記事がでていた。
景観計画というと、古い街並みなどを守るためのものと思っていたが、どのくらいの自治体が景観計画を策定しているのか調べてみることにした。
世の中、同じようなことを調べている人がいるもので、景観行政ネットなるサイトがあり、地方別にどの自治体が景観計画を策定しているのかが一覧でわかるようになっていた。
早速、関東地方を選び、東京都の欄を見てみると、東京都/平成19.3.29、世田谷区/平成20.3.14、府中市/平成20.4.1、新宿区/平成21.4.1、江東区/平成21.3.2、足立区/平成21.6.1、港区/平成21.8.11、墨田区/平成21.10.30、町田市/平成21.9.1、目黒区/平成22.2.1、杉並区/平成22.4.1、品川区/平成22.12.24、江戸川区/平成23.4.1、板橋区/平成23.8.22、練馬区/平成23.7.28、八王子市/平成23.9.20、台東区/平成23.12.19、荒川区/平成24.3.1と平成20年以降に各区で景観計画が策定されている。
ちなみに国土交通省のページにも同様のものがあり、全国で300強の自治体が景観計画を策定している。
さて渋谷区の景観計画であるがネットで公開されている。概要版も用意されており、どんな内容かをチェックするには便利である。概要版によれば
1.渋谷区景観計画策定の背景と必要性として
【渋谷区=2つのまち(商業・業務機能と住機能)が存在】
【2つのまち(商業・業務機能と住機能)の調和を目指して】
とあり、商業地域と住機能の両立を目指して景観計画を策定する理由としている。確かに最近の渋谷駅周辺の開発にはめざましいものがあり、景観を大切にした都市計画の必要性がでてきたのかもしれない。
計画では、渋谷区を
1.景観形成特定地区
2.一 般 地 域
の2つにわけ、一般地域を住宅地系市街地、複合系市街地、商業・業務地系市街地の3つに区分している。
景観形成特定地区は、新宿御苑周辺地区、表参道沿道地区、渋谷駅中心地区、代官山・旧山手通り沿道地区が指定されており、青山通り沿道地区が候補としてあげられている。この地区に指定されると超高層ビルなどを計画する際にいろいろな規制があってデベロッパーとしては開発までに時間がかかってしまうというデメリットがあるが、地域住民からすれば乱開発防止のトリガーが働きメリットがあるといわれている。
さて我が家はどこに位置するかと思って調べると、一般地域のうち、複合市街地に色塗りされているようだ。渋谷駅まで徒歩10分以内という立地を考えると、住宅系市街地に分類してほしいというのは無理なのかもしれないが、商業・業務地系市街地に分類されなかっただけでもよかったのかもしれない。
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景観形成特定地区では、各エリア毎に景観についての制限事項や届け出事項が規程されているが、街並み保存という視点でとらえるといい計画だと思う。
話は変わるが、東京駅が復原されたが、街並みまでは復原されていないという意見もあり、このようなことのない街並みを保存する意味ですべての自治体で景観計画の策定が望まれるのかもしれない。
人間、せわしなく働くだけでなく、ちょっと違った生き方もあるのかもしれない。

国土交通省 → 景観まちづくり
景観行政ネット → 景観計画策定自治体
渋谷区 → 渋谷区景観計画
図表はこのページ内概要版からの転載
誠 → 「東京駅復原」で浮き上がる、貧困な景観デザイン
by motokunnk | 2012-10-17 19:20 | 街の風景 | Trackback | Comments(0)